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Japanese Research Association for Surface Finishing by UV, EB, Laser, and Ion BeamsPartners of RadTech North America and RadTech Europe


一般社団法人 ラドテック研究会

研究会についてCONCEPT

ラドテック研究会の誕生

ラドテック研究会は1986年、東京大学の田畑米穂教授(現名誉教授)をはじめ、紫外線や電子線を利用した研究を行っていた先生方が中心となって設立されました。創設当初は「UV・EB表面加工研究会」と言う名称でしたが、その後、対象となる研究範囲の拡大に伴い、1988年「ラドテック研究会」に改称され(この名称は「Radiation Technology」に由来します)2014年9月に「一般社団法人ラドテック研究会」を設立しました。
初代会長は田畑先生ですが、その後、東工大の市村國宏教授、神奈川大学の西久保忠臣教授と引き継がれ、2011年10月よりへレウス株式会社の折笠輝雄氏、2017年11月より京都工芸繊維大学の松川公洋先生が就任しました。


会長メッセージ   ご挨拶 - 新しいラドテック研究会に向けて

           
            去る10月31日の一般社団法人ラドテック研究会社員総会で、折笠輝雄前会長から引き継ぎ
           次期会長を拝命することになりました。私は、大阪市立工業研究所(現 大阪産業技術研究所)
           で長年、光機能性ポリマー、有機無機ハイブリッドなどを研究し、現在は京都工芸繊維大学に
           活動拠点を移していますが、ラドテック研究会会員としての15年間の中で、色々と研鑚のアイ
           デアを得て、光硬化反応を活用した材料開発は現在の主たる研究テーマになっています。

 私の研究は、ラドテック研究会から得た情報の上で成り立っていると言っても過言ではありません。このように、本研究会の目的は、UV/EB技術の発展と普及を促進させることであり、我が国において、唯一無二の研究会だと思っています。設立から30年の歴史を有し、現在150社以上の企業に法人会員として登録していただいていることは、皆様のUV/EB関連技術への大きな期待の表れだと認識しています。

 折笠前会長には、一般社団法人化にたいへんご尽力いただきました。そのお陰で、一般社団法人ラドテック研究会として、社会的、法的に確立した組織に生まれ変わりました。現代の学協会は、コンプライアンス遵守の社会的軌範に沿った法人活動が求められており、ラドテック研究会もその仲間入りを果たす事ができました。研究会の組織運営が一段落し、これからは本研究会本来の活動内容の充実を図ることが最重要課題であり、新会長として、会員企業に満足度の高い情報を提供しなくてはならない責任を強く感じています。従来からの講演会、入門講座、勉強会は会員の皆様に好評であるので、引き続き開催していくことに違いありませんが、今春に紹介した「UV/EB技術ロードマップ」において、将来の技術的ターゲットを明確にする事ができましたので、今後の情報提供の大きな指針になったと考えられます。しかし、それらの受動的な講演会だけではなく、会員にとって能動的な活動ができる場を設けたいと思います。例えば、会員同士の交流を促進し、学と学のみならず、産と学、産と産との積極的な情報交換や研究・ビジネスへのコラボレーションが生まれてくるような”ラドテックネットワーク”を築けることを願っています。フェース・ツー・フェースの人的交流の機会をできるだけ多く作り、UV/EB技術に携わっている人達にとって参加する事が楽しくなるような研究会にしたいと思います。

 ラドテック研究会の大きな事業の一つに、国際会議(RadTech Asia)の主催があります。前回は2016年10月に東京で成功裏に終えることができましたが、また数年後に日本国内での開催の順番が回ってきます。UV/EB技術のグローバルな情報発進と収集は、これからも求められることが必至であり、本研究会の重要な課題になっています。今後のラドテック研究会の充実した活動は、会員の皆様の協力無くして達成できません。また、ご意見、ご要望はたいへん有り難いですので、いつでもお受けいたします。何卒よろしくお願いいたします。一緒に”楽しく役に立つラドテック研究会”を作っていきましょう。

概要RadTech Japan

名称
一般社団法人ラドテック研究会   (英文名:RadTech Japan)
会長
松川 公洋 (京都工芸繊維大学)
所在地
〒102-0082
東京都千代田区一番町23-2 番町ロイヤルコート207
→アクセス
TEL. 03-6261-2750
FAX. 03-6261-2751
設立
1986年 8月「UV・EB表面加工研究会」1988年「ラドテック研究会」に改称
2014年9月「一般社団法人ラドテック研究会」
会員数
個人会員49名 法人会員147社(2018年11月現在)
役員
【名誉会長】
 田畑  米穂    原子力システム研究懇話会・日本アイソトープ協会
【会  長】
 松川  公洋    京都工芸繊維大学
【副 会 長】
 有光  晃二    東京理科大学
【評 議 員 】
 市村  國宏
 池田  富樹    中央大学
 白井  正充    大阪府立大学
 折笠  輝雄  
【理  事】
 麻生  隆浩    積水化学工業株式会社
 石川  信広    太陽ホールディングス株式会社
 大江   靖    凸版印刷株式会社
 大山  俊幸    横浜国立大学
 大山  智子    国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
 岡崎  泰三    株式会社NHVコーポレーション
 岡田  光裕    株式会社ADEKA
 小川  照彦    日本合成化学工業株式会社
 亀山  裕史    DIC株式会社
 川月  喜弘    兵庫県立大学
 河村 紀代子    ヘレウス株式会社
 清原  欣子    大日本印刷株式会社
 工藤  宏人    関西大学
 小池  信明    東亞合成株式会社
 酒井  勝壽    ダイセル・オルネクス株式会社
 猿渡  欣幸    大阪有機化学工業株式会社
 澤田   浩    荒川化学工業株式会社
 塩田   大    東京応化工業株式会社
 篠原  宣康    JSR株式会社
 須賀  健雄    早稲田大学
 菅原  輝明    第一工業製薬株式会社
 瀧  健太郎    金沢大学
 武井  太郎    岩崎電気株式会社
 早川  晃鏡    東京工業大学
 堀邊  英夫    大阪市立大学
 矢内  宏幸    東洋インキSCホールディングス株式会社
 山本  洋揮    国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
 吉田  和徳    三洋化成工業株式会社
 鷲尾  方一    早稲田大学
【監  事】  青蛛@好一
【事 務 局 】  事務局顧問、事務局長、事務局次長、職員
         
取引銀行
三菱UFJ銀行

主な活動

講演会
最新の知識や高度な技術に関する情報を会員の方々に提供するため、専門家の方々による講演会を定期的に開催しています。(東京4回/年、大阪1回/年)
入門講座
Radiation Technologyについて基礎から学びたい方のために、東京と大阪でそれぞれ1回、材料や技術・装置などについて専門の先生方から優しく解説して頂きます。※講演会と入門講座は法人会員については2名まで無料で参加できます。
勉強会
主に次代を担う若手研究者を対象として、年5回を目途に東京で開催されます。
各分野で活躍される先生方による生きた講義が聴けるほか、基礎から応用までの注目すべきトピックス(おもに英文)をとりあげ受講生自身に発表して頂いたり、その発表に対する質疑応答を通じて理解を深めます。
また受講生同士や講師の先生方との交流を通じて人脈形成を図ることも勉強会の大きな狙いの一つであり、そのため少人数制を守って進めています。
ニュースレターの発行
「Radiation Technology」に関する最新の技術動向や、関係する講演会や展示会などの情報をお伝えするために、ニュースレター(邦文4回/年、英文2回/年)を発行しています。
年報の発行
一年間の講演会要旨集およびニュースレターを掲載した年報を発行しています。
国際会議への調査団派遣
関連するRadTech国際会議へ調査団を派遣しています。

これまでの主な活動

1986年8月
ラドテック研究会の前身である「UV・EB表面加工研究会」発足
1986年10月
CRCA(紫外線・電子線硬化技術国際会議)を東京で開催
1987年11月
講演会一年分の要旨集をまとめた年報の発行開始 以後毎年発行
1988年2月
研究範囲の拡大に伴い、「ラドテック研究会」に改称
1989年4月
「UV・EB硬化技術の応用と市場」を編集し、シー・エム・シーから発行
1990年2月
主として若手研究者を対象とした勉強会をスタート
1991年1月
ニュースレターの発行を開始 以後、毎年4回発行
1991年4月
RadTech Asia '91を大阪で開催
1991年6月
入門講座をスタート 以後、毎年2回(東京・大阪各1回)開講
1992年12月
「UV・EB硬化材料」を編集し、シー・エム・シーから発行
1993年11月
RadTech Asia '93を幕張(千葉)で開催
1997年3月
「新UV・EB硬化技術と応用展開」を編集し、シー・エム・シーから発行
1997年11月
RadTech Asia '97を横浜(神奈川)で開催
2000年11月
RadTech Japan 2000 Symposiumを東工大長津田キャンパスで開催
2003年6月
RadTech Asia '03を横浜(神奈川)で開催
2006年11月
ラドテック研究会創立20周年記念式典および記念講演会を学士会館で開催
創立20周年を記念してロゴマークを公募し、現マークに決定
2007年9月
英文のニュースレターの発行を開始 以後、年に1〜2度の割合で発行
2011年6月
RadTech Asia 2011を横浜(神奈川)で開催
2014年9月
一般社団法人ラドテック研究会設立
2016年10月
RadTech Asia 2016をお台場(東京)で開催

一般社団法人ラドテック研究会

〒102-0082
東京都千代田区一番町23-2
番町ロイヤルコート207

TEL 03-6261-2750
FAX 03-6261-2751
E-mail webmaster@radtechjapan.org